- 「オリジナルのボードゲームに合うコマを作りたい」
- 「自作と発注、どちらがよいのだろう」
と迷っていませんか。
ボードゲームのオリジナルコマは、木製・アクリル製・3Dプリント製など、さまざまな方法で製作できます。選ぶ際は、デザインだけでなく、必要な数量や費用、ゲーム中の扱いやすさも大切です。
この記事では、素材や製作方法の特徴、自作とオーダーメイドの違い、費用を左右する条件を解説します。設計時の注意点や発注に必要な準備も紹介するので、自分のゲームに合ったコマの製作方法を選ぶ参考にしてください。
【オリジナルのボードゲーム用コマを製作する方法】
オリジナルのボードゲーム用コマを製作する方法には、自分で作る方法と、専門業者にオーダーメイドする方法があります。
既製品のコマをアレンジする手軽な方法から、オリジナルキャラクターを立体化する方法まで、デザインや用途に応じて選択できます。
まずは、それぞれの製作方法の特徴を確認しましょう。
① 自作は試作品やシンプルなコマの製作に向いている
自作は、身近な材料を使ってオリジナルコマを製作したい場合や、ゲームの試作品を作りたい場合に適しています。
例えば、既製品の木製コマに色を塗ったり、印刷したイラストを貼り付けたりすることで、手軽にオリジナルのコマを用意できます。家庭用3Dプリンターがあれば、自分で設計した立体的なコマを製作することも可能です。
自作のメリットは、デザインやサイズを試しながら、自由に作り直せることです。ゲームを開発している段階では、実際に盤面へ置いて操作性を確認できるため、試作にも役立ちます。
一方、複雑な形状や細かな装飾を再現するには、加工技術や製作設備が必要になる場合があります。専用の道具を購入する場合は、その費用も考慮する必要があります。
② オーダーメイドは独自の形状や仕上がりにこだわりたい場合に向いている
オーダーメイドは、ゲーム独自のデザインを再現したい場合や、見た目の完成度を重視したい場合に適しています。
専門業者に依頼すれば、オリジナルの形状に加工した木製コマや、イラストを印刷したアクリル製コマ、キャラクターを立体化した3Dプリント製コマなどを製作できます。
特に3Dプリントは、既製品にはない立体的なデザインを表現したい場合に有力な選択肢です。製作方法によっては、1個からの少数製作にも対応できます。
ただし、希望する形状や色をどこまで再現できるかは、依頼先の設備や製作方法によって異なります。また、デザインを形にするためのデータ制作費が別途必要になる場合もあります。
試作品やシンプルなコマなら自作、独自の形状や仕上がりを重視するならオーダーメイドを基本に、用途や予算から検討するとよいでしょう。
【ボードゲーム用コマの素材と選び方】
ボードゲーム用コマの素材は、再現したいデザインやゲームでの使い方に合わせて選ぶことが大切です。
代表的な素材には、木製・アクリル製・3Dプリント製があります。
| 比較項目 | 木製 | アクリル板製 | 3Dプリント製 |
|---|---|---|---|
| 主な製作方法 | 木材の切削・加工・着色 | アクリル板の印刷・カット | 3Dデータをもとに積層造形 |
| 形状 | 単純な形状から立体加工まで対応 | 板状の形が中心 | 複雑な立体形状にも対応 |
| 色の表現 | 塗装・印刷など | カラー印刷など | 造形方式によってはフルカラー対応 |
| 質感 | 木ならではの風合い | 光沢や透明感 | 素材・造形方式によって異なる |
| 向いているコマ | シンプルなゲーム用コマ | イラストを生かしたコマ | キャラクターなどの立体コマ |
| 主な注意点 | 加工方法による形状・費用の違い | 板厚や加工形状の制約 | 細い部分の強度や造形条件 |
※一般的な製作方法による比較です。実際の加工範囲は、設備や依頼先によって異なります。
① 木製|シンプルな形状のコマに適している
木製コマは、円柱や立方体、人型のシルエットなど、シンプルな形状のコマに適しています。木ならではの温かみがあり、盤面やほかのゲームパーツと自然になじみやすいのが特徴です。塗装や印刷、刻印などを組み合わせることで、色や模様を加えることもできます。
特に、プレイヤーの位置や資源の数を示すなど、形状が単純でも役割が伝わるコマに向いています。
木材でも切削加工などによって立体的な形状を製作できますが、複雑なデザインでは加工方法や費用を確認する必要があります。
② アクリル製|イラストや平面的なデザインを表現しやすい
アクリル製コマは、オリジナルのイラストやキャラクターデザインを生かしたい場合に適しています。
透明なアクリル板にイラストを印刷し、キャラクターの輪郭に合わせてカットすることで、カラフルなコマを製作できます。台座を付けて立たせるタイプなら、キャラクターの見た目をそのまま活用しながら、盤面上での存在感を出せることも魅力です。
ただし、アクリル板を印刷・カットして作る一般的なコマは、板状の仕上がりになるため、キャラクターの奥行きまで立体的に表現する用途には向いていません。また、細く突き出した部分は衝撃によって破損する場合があるため、デザインや板の厚みを工夫する必要があります。
③ 3Dプリント製|キャラクターなどの立体的なコマを製作できる
3Dプリント製コマは、オリジナルキャラクターや動物、建物などを立体的に表現したい場合に適しています。3Dデータをもとに造形するため、顔の表情や衣装の形状、ポーズなどを立体的に表現できます。正面だけでなく、横や後ろから見てもデザインを楽しめるのが特徴です。
また、フルカラー3Dプリントに対応した方式なら、形状と同時に色も表現できるため、塗装せずにカラフルなコマを製作することも可能です。
ただし、造形方式によって使用素材や表面の質感、強度が異なります。特に小さなコマでは、細い部分の破損を防ぐため、形状や厚みに配慮する必要があります。
シンプルなコマには木製、イラストを生かすならアクリル製、立体的なキャラクターを表現するなら3Dプリント製というように、ゲームで表現したい内容から素材を選ぶとよいでしょう。
【ボードゲーム用コマを設計する際の注意点】
オリジナルのボードゲーム用コマを製作する際は、見た目のデザインだけでなく、ゲーム中の扱いやすさや耐久性も考慮することが大切です。
特に立体的なコマは、細かな装飾やポーズによって不安定になったり、破損しやすくなったりすることがあります。
① 盤面のマスや収納に合ったサイズにする
コマのサイズは、ボードのマス目や配置スペースに合わせて決めましょう。キャラクターを大きく作ると存在感が増しますが、隣のコマと接触したり、盤面の情報が見えにくくなったりする場合があります。
特に注意したいのが、コマの高さだけでなく、横幅や奥行きも確認することです。
例えば、剣を持ったキャラクターや腕を広げたポーズでは、台座がマス目に収まっていても、装飾や手が隣のスペースにはみ出すことがあります。
また、ゲームを箱に収納する場合は、収納スペースも考慮する必要があります。紙の模型などで大きさを確認しておくと、完成後のサイズ違いを防ぎやすくなります。
② 倒れにくく、手で扱いやすい形状にする
ボードゲームのコマは、ゲーム中に何度も持ち上げたり、移動させたりすることを想定して設計しましょう。立体的なキャラクターコマでは、頭や装飾が大きいデザイン、片足立ちのポーズなどによって重心が偏ることがあります。
倒れにくくするには、次のような工夫が考えられます。
-
台座を設けて接地面を広くする
-
重心が極端に片側へ偏らない形状にする
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持ち上げる際につかみやすい部分を確保する
ただし、台座を大きくしすぎると盤面に収まらなくなるため、サイズとのバランスが重要です。見た目の再現性とコマとしての安定性を両立することが、使いやすいデザインにつながります。
③ 色や形の識別性と破損しにくさを考慮する
複数のコマを使用するゲームでは、それぞれの役割や種類をひと目で区別できることも重要です。
例えば、キャラクターごとに衣装の色やシルエットを変えると、盤面上でも違いが伝わりやすくなります。色だけで区別するのではなく、形状にも違いを持たせると、さまざまなプレイヤーが認識しやすくなります。
また、立体的なコマでは、細い腕や武器、髪の毛などの突出した部分に注意が必要です。こうした部分は、使用中に力が加わると破損する可能性があります。
特に3Dプリントでは、細いパーツに十分な厚みを持たせたり、必要に応じて形状を簡略化したりすることが大切です。
繰り返し使用するコマや販売用のコマでは、試作品を使って持ちやすさや強度を確認しておくと安心です。
【オリジナルコマの製作費用を左右する要素】
オリジナルのボードゲーム用コマの製作費用は、素材・サイズ・形状・製作数量・データ制作の有無などによって変わります。
同じデザインでも、製作方法や必要な数量によって費用が異なるため、予算だけでなく、求める仕上がりや用途も考慮して検討しましょう。
① 素材・サイズ・形状・製作数量によって費用が変わる
コマの製作費用を考える際は、まず素材と製作方法を確認しましょう。
例えば、木製コマやアクリル製コマでは、加工方法やデザイン、注文数量などが費用に影響します。既製品を活用できる場合と、オリジナルの形状に加工する場合でも条件が異なります。
一方、3Dプリント製コマでは、使用する素材や造形方式に加え、モデルの大きさや形状が費用を左右します。
特にTREND 3Dのフルカラー3Dプリントでは、コマの高さだけでなく、造形物の体積も費用に大きく関係します。例えば、同じ高さでも、細身のキャラクターと大きな衣装や台座のあるキャラクターでは、体積が異なるため製作費用にも差が生じる場合があります。
また、まとまった数量を製作する場合、加工方法によっては1個あたりの費用を抑えられることがあります。
少数製作とまとまった数量の製作では、適した方法が異なることもあるため、必要な数量を明確にして見積もりを依頼するとよいでしょう。
② データ制作費や試作費も含めて検討する
オーダーメイドでは、コマそのものの製作費用に加えて、デザインやデータの制作費が必要になる場合があります。
例えば、イラストから立体的なキャラクターコマを製作する場合は、3Dプリント用の3Dデータを用意する必要があります。
自分でデータを制作できれば費用を抑えられる可能性がありますが、専門業者に依頼する場合は、形状の複雑さや制作内容によって別途費用が発生します。
また、複数のコマを製作する場合は、最初に試作品を作ってサイズや仕上がりを確認する方法もあります。試作には費用がかかりますが、完成後のサイズ違いや形状の問題に気づきやすくなるため、製作数量によっては検討する価値があります。
見積もりでは造形費だけでなく、データ制作費・試作費・送料などの有無も含めた総額を確認することが大切です。
【フルカラー3Dプリントで立体的なオリジナルコマを製作】
オリジナルキャラクターやゲーム独自のモチーフを立体的なコマにしたい場合は、フルカラー3Dプリントが有力な選択肢です。
立体的な形状と色を同時に表現できるため、キャラクターの衣装や模様なども再現できます。
TREND 3Dでは、フルカラー3Dプリンターを使用し、オリジナルデザインの立体物を製作しています。
① キャラクターの形状や色を立体的に表現できる
フルカラー3Dプリントの魅力は、キャラクターの形状だけでなく、衣装の色分けや模様、グラデーションなども立体物に表現できることです。
例えば、ファンタジー系のボードゲームなら、戦士や魔法使い、モンスターなどをそれぞれ異なるデザインのコマとして製作できます。髪型や衣装、装備品などの形状に加え、服の色や模様も表現できるため、ゲームの世界観を反映したオリジナルコマに仕上げられます。
TREND 3Dでは、フルカラー3Dプリンター「Mimaki 3DUJ-553」を使用しています。アクリル系樹脂を使用したUV硬化インクジェット方式で、造形時に色を付けられるため、基本的に塗装を必要とせず、カラフルな立体物を製作できるのが特徴です。
ただし、表現できる色には範囲があり、画面上のデザインと完成品の色が完全に一致するとは限りません。
また、小さなコマでは、細かな装飾や複雑な形状をそのまま造形できないこともあります。デザインの特徴を残しながら、造形できる形状や厚みに調整することが重要です。
② イラストからの3Dデータ制作や少数製作も相談できる
「オリジナルキャラクターのイラストはあるけれど、3Dデータは持っていない」という場合でも、立体コマの製作を相談できます。
TREND 3Dでは、イラストや写真などをもとにした3Dデータ制作にも対応しています。例えば、正面から描かれたキャラクターイラストをもとに、横や後ろから見た形状を補いながら、立体的なキャラクターコマを制作することが可能です。
ただし、イラストに描かれていない部分は、デザインを検討する必要があります。背面図や側面図、衣装の資料などがあれば、完成イメージを共有しやすくなります。
また、TREND 3Dでは1個からの少数製作にも対応しています。オリジナルゲームの試作品としてキャラクターコマを1個製作したり、複数のキャラクターをそれぞれ異なるデザインで製作したりすることも相談できます。
3Dデータの制作には別途費用がかかりますが、3Dモデリングの知識がなくても、元となるイラストから立体化を依頼できる点は、オーダーメイドならではのメリットです。
【オリジナルコマをオーダーメイドする流れ】
オリジナルのボードゲーム用コマをオーダーメイドする際は、デザイン・サイズ・数量・用途を整理し、希望する製作方法に対応した業者へ相談するのが基本的な流れです。
3Dデータがなくても、イラストやデザイン画から製作を相談できる場合があります。
① デザイン・サイズ・数量・用途を決める
まずは、どのようなコマを何個製作したいのかを整理しましょう。特に、次の項目を決めておくと、製作業者へ希望を伝えやすくなります。
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デザイン: キャラクターやモチーフの形状・色
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サイズ: 希望する高さ・横幅・奥行き
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数量: 必要なコマの種類と個数
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用途: 試作品・個人利用・販売用など
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予算・納期: 希望する費用と完成時期
すべてを最初から決める必要はありませんが、特にサイズと数量は見積もりに関わる重要な情報です。
また、販売用のゲームに使用する場合は、見た目だけでなく、繰り返し使用することを想定した強度や扱いやすさも考慮しましょう。
② イラストや3Dデータを用意して見積もりを依頼する
製作したいコマのイメージが決まったら、資料を用意して見積もりを依頼します。
依頼時に用意する資料は、製作方法や業者によって異なります。例えば、アクリル製コマならイラストデータ、3Dプリント製コマなら立体形状を表す3Dデータが必要になる場合があります。
ただし、3Dデータを持っていなくても、イラストからのデータ制作に対応している業者であれば相談できます。TREND 3Dでは、イラストや写真からの3Dデータ制作に対応しているため、元となるイメージを使って相談することが可能です。すでに3Dデータがある場合も、形状や厚みなどの調整が必要になることがあります。
なお、TREND 3Dでは、フルカラー造形用のデータとしてOBJ・MTL・テクスチャ画像の組み合わせを推奨しています。自分でデータを用意する場合は、色や模様の情報も正しく保存されているか確認しましょう。
見積もりでは、造形費に加えて、3Dデータ制作や修正にかかる費用も確認しておくと安心です。
③ 仕上がり・納期・権利関係を確認して発注する
見積もりを確認したら、費用だけでなく、仕上がりや製作条件にも目を通しましょう。
特に、次の項目を確認しておくことが大切です。
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希望する形状や色を再現できるか
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細いパーツなどに形状変更が必要か
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完成までにどのくらいの期間がかかるか
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データ修正や再製作が必要になった場合の対応
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送料や追加費用を含めた総額
また、既存のキャラクターや第三者が制作したイラストを使用する場合は、立体化や複製、販売など、予定している利用方法について必要な許諾を得ているか確認しましょう。TREND 3Dでは、原則として依頼者自身が権利を持つオリジナル作品を対象としています。既存作品をもとにした二次創作物については、権利者の許諾内容を確認できる資料が必要です。オリジナルのボードゲームであっても、使用するキャラクターやイラストの権利関係には注意しましょう。
製作条件に問題がなければ、正式に発注します。
希望するコマを形にするためにも、不明点は発注前に確認し、完成イメージを製作業者と共有しておくことが重要です。
【まとめ|用途に合った製作方法でオリジナルコマを作ろう】
オリジナルのボードゲーム用コマは、木製・アクリル製・3Dプリント製など、さまざまな素材や方法で製作できます。
シンプルなコマを手軽に作りたい場合は自作、独自のデザインや仕上がりにこだわりたい場合はオーダーメイドが選択肢になります。
特に、キャラクターやゲーム独自のモチーフを立体的に表現したい場合は、フルカラー3Dプリントが有力な選択肢です。TREND 3Dでは、イラストからの3Dデータ制作や、フルカラー3Dプリントによる少数製作にも対応しています。
「自分で考えたキャラクターをコマにしたい」「オリジナルゲームの世界観を立体的に表現したい」という方は、ぜひTREND 3Dへご相談ください。
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