【はじめに】
①本ページについて
本ページは、3Dプリント用データをご入稿いただく前に確認していただくためのガイドです。
3Dプリントでは、データの状態によって造形ができない場合や、意図しない仕上がりになることがあります。
そのため、Trend3Dでは入稿前に確認していただきたい基本ルールをまとめています。
事前に確認していただくことで、データ修正のやり取りを減らし、スムーズに造形を進めることができます。
②初めてご利用の方へ
3Dプリントを初めて利用される場合、データの状態が正しいか不安に感じる方も多いと思います。
Trend3Dでは、造形前に必ずデータチェックを行っています。
データに問題がある場合は内容を確認し、ご連絡いたしますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。
③エラーの詳しい解説について
3Dプリント用データでは、非多様体や穴あきなどのジオメトリエラーが発生することがあります。
これらのエラーがある場合、造形ができない可能性があります。
エラーの原因や修正方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
【対応データ形式】
①単色造形
STL形式
単色造形の場合は、STL形式のデータをご入稿ください。
STLは3Dプリントで最も一般的に使用されているデータ形式で、形状情報のみを持つファイル形式です。
単色モデルの場合はテクスチャ情報を含まないため、STL形式で問題ありません。
②フルカラー造形
OBJ(+MTL+テクスチャ)※推奨
フルカラー造形では、OBJ形式(+MTL+テクスチャ)の使用を推奨しています。
OBJ形式はテクスチャ情報を安定して管理できるため、フルカラー3Dプリントに適しています。
OBJ形式を使用する場合は、OBJ・MTL・テクスチャ画像を同じフォルダに保存してください。
PLY
PLY形式は、頂点カラー情報を含むことができる3Dデータ形式です。
フルカラー情報を持つデータとして入稿することが可能です。
VRML
VRML形式も、フルカラー情報を保持できる3Dデータ形式の一つです。
一部の3DソフトウェアではVRML形式で出力される場合があります。
3MF
3MF形式は、形状情報とテクスチャ情報をまとめて保存できる比較的新しいデータ形式です。
対応ソフトウェアから出力された場合は、3MF形式でも入稿可能です。
【入稿前の必須条件】
①すべてのパーツを一体化し、完全なソリッドにする
分離パーツを作らない
入稿データは、すべてのパーツが一体化されたソリッドモデルである必要があります。
パーツが分離した状態のままでは、正しく造形できない場合があります。

浮遊ジオメトリを削除する
モデルの周囲に小さなパーツが浮いている場合、造形エラーの原因になります。
不要なパーツは事前に削除してください。
ゴミパーツを削除する
モデリング中に発生した不要な小さな破片(ゴミパーツ)が残っている場合があります。
これらは造形トラブルの原因となるため、削除してから入稿してください。
一体化と造形用データの調整
パーツを一体化する際には、単に形状を結合するだけでなく、
3Dプリントに適したデータへ調整することが重要です。
以下のような処理を行ってください。
-
メッシュを再構成して一体化する
-
多角形の整理(ポリゴン構成の最適化や三角面化)
-
不要な内部面や重なりの整理
これらの処理を行うことで、エラーの少ない安定した造形データになります。
②最低肉厚2mm以上
ゼロ厚の面について
厚みのない面(ゼロ厚)は、3Dプリントでは造形することができません。
必ず厚みを持った形状にしてください。
極細パーツの破損リスク
極端に細いパーツは、造形中や後加工の段階で破損する可能性があります。
そのため、最低肉厚2mm以上を推奨しています。
③ポリゴン数とデータ容量
推奨ポリゴン数(100万前後)
3Dデータのポリゴン数が極端に多い場合、データ処理に時間がかかる場合があります。
そのため、ポリゴン数は100万前後を目安にしてください。
推奨データ容量(200MB以下)
入稿データの容量は、200MB以下を推奨しています。
データが大きすぎる場合、データチェックや処理に時間がかかる場合があります。
データが重すぎる場合の注意
ポリゴン数やデータ容量が過度に大きい場合、ソフトウェアでの処理が不安定になることがあります。
必要に応じて、ポリゴンの整理やデータ軽量化を行ってください。
④テクスチャ管理
テクスチャは1枚にまとめる
フルカラー3Dプリントでは、テクスチャ画像を1枚にまとめることを推奨しています。
テクスチャが複数に分かれていると、リンクエラーが発生する可能性があります。

UVが破綻していないか確認
UVマッピングが破綻している場合、色が正しく表示されないことがあります。
入稿前にUVが正常であることを確認してください。
テクスチャリンク切れを防ぐ
OBJ形式では、MTLファイルを通じてテクスチャ画像が読み込まれます。
リンクが切れている場合、色が正しく反映されません。
OBJ / MTL / テクスチャは同フォルダに保存
OBJ形式を使用する場合は、
-
OBJ
-
MTL
-
テクスチャ画像
を同一フォルダに保存してから入稿してください。
⑤白色造形の注意
RGB255の扱いについて
Mimaki 3DUJシリーズでは、白色(RGB255)とそれ以外の白色で色の再現方法が異なります。そのため、これらが同一データ内に混在していると、造形時に境界線のような見え方が発生することがあります。
白色の推奨設定
白色を使用する場合は、RGB250に統一することを推奨します。
⑥クリア造形について
クリアパーツは別ファイルで作成
クリアパーツを使用する場合は、別ファイルで作成してください。
カラーパーツとクリアパーツの配置について
クリアパーツとカラーパーツは、意図した位置関係で配置した状態でご入稿ください。
位置がずれている場合、意図しない形状で造形される可能性があります。
クリアパーツの見え方に関する注意
クリアパーツは、下に配置されるカラーパーツの影響を受けます。
そのため、クリアパーツとカラーパーツの距離が近すぎる場合、
下の色が透けて見え、クリア感が弱くなることがあります。
パーツ間の距離や内部構造によって見え方が変わるため、事前にご確認ください。
【よくあるエラーについて】
①造形できない主なデータエラー
非多様体
モデルの構造が3Dプリント可能な状態になっていない場合、非多様体エラーが発生します。
穴あき
モデルに穴がある場合、正しい形状として認識されません。
自己交差
ポリゴンが互いに交差している場合、形状エラーになります。
内部面
モデル内部に不要な面がある場合、造形エラーの原因になります。
これらのエラーの原因や修正方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
【入稿方法】
①データの送信方法
お問い合わせフォームから送信
3Dデータは、お問い合わせフォームから添付して送信してください。
ファイル添付について
ファイルを添付することで、データの確認を行うことができます。
②データ容量の目安
200MB以下推奨
入稿データの容量は、200MB以下を推奨しています。
大容量データの場合
200MBを超える場合は、事前にご相談ください。
③ファイル名のルール
半角英数字で設定
ファイル名は、半角英数字で設定してください。
特殊文字や日本語を含むファイル名は、読み込みエラーの原因になる場合があります。
【入稿前に不安な場合】
①データ状態が不安な場合
3Dプリント用データが正しい状態になっているか不安な場合は、
入稿前にお気軽にご相談ください。
Trend3Dでは、3Dデータの状態を確認し、造形可能かどうかをチェックすることが可能です。
初めて3Dプリントをご利用される方でも、安心してご利用いただけます。
②データチェックについて
お問い合わせフォームからデータを添付していただければ、
データの状態を確認したうえでご案内いたします。
-
エラーの有無
-
造形可能かどうか
-
修正が必要な箇所
などを確認し、ご連絡いたします。
【入稿前チェックリスト】
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ソリッド化されている
-
最低肉厚2mm以上
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ポリゴン数100万前後
-
データ容量200MB以下
-
テクスチャが整理されている
-
UVが正常
-
RGB255が含まれていない
データに不安がある場合でもご安心ください。
Trend3Dでは、フルカラー3Dプリントに特化した専門スタッフがデータ確認からサポートいたします。
お問い合わせフォームからデータを添付いただければ、
造形の可否や注意点についてご案内いたしますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。








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